Aikido’s diary

合気道を広めよう

合気道をはじめたら

合気道ってどんな技から覚えればいいの?

f:id:Aikido:20200221004630j:plain

今日もありがとうございます。じんです。

 

今日は合気道を最近始めた方・初心者の方向けに

何から覚えればよいのかをお話ししようと思います!

 

覚えるものは大きく分けて3つあります!

 

受け身

「受け身ってなに?」と思われた方も多いのではないでしょうか。

合気道は高段の方に襲い掛かれば負けるもの、でも稽古で双方が襲わずに睨みあいして終わってしまったら、せっかく来たのに意味がないですよね?

ですので合気道では、技をする側(取り)と、受けをする側(受け)に分かれて稽古をします。

つまり、受けはあらかじめ技が飛んでくる(自分が負ける)と知っていて相手に襲い掛からなければならないんですね。(高段になると少し話は別ですが)

しかし、受けはとてもしんどいので、取りが4回ほど技をして、次に受けと取りを交代して稽古をすることが多いです。

そこで、受けは「受け身」ができないといけないんですね。

 

初めは前受け身後ろ受け身の二つを覚えましょう。

 

受け身に関しては、また詳細の記事を書くつもりなので、今回は初心者の方が陥りやすい(ミスしやすい)ポイントを避ける方法だけ書いておきます。

 

ある程度の勢いをつけて受け身練習をすること

合気道の受け身はとても難しく、初めは体中にあざができます。

すると今度はあざが痛み、それをかばうようにして受け身を練習するので、また変な位置にあざができてしまい、今度はそれを・・・・というように負の連鎖がおこります。

 

そこで、初心者の方が注意すべきなのは、受け身の勢いを消してしまわないことです。

 

受け身は初めの力をそのまま最後まで利用して回るので、その勢いが弱いと、回っている最中に自分で力を足さなければいけません。

するとよろけてしまったり、バランスがとれずに変な場所を打ってあざができてしまうのです。

自転車のホイールは強くこいだあとは放っておいても安定して回りますが、はじめから勢いがないとよろよろとバランスが保てなくなり、最後にはこけてしまいます。

 

なのできちんと回れるように、初めの勢いをきちんと出すことをイメージして、受け身の練習をしましょう。

 

・首をしっかり中に入れる(へそに近づける)

合気道の受け身だけでなく、多くの武道でそうですが、受け身をする際に首が中に入っていないと、頭を打ちます。

1回2回程度は何ともないかもしれませんが、数回もしていると脳にダメージがたまり、とても危険な状態になります。

(過去にそれで倒れた人を何人も見ています。)

ですので、しっかり首をしまうこと。

これを念頭に置いておいてください。

 

(ちなみに、首をしまうのにはすごく腹筋を使うので、これを意識しながら受け身をするとめちゃめちゃ痩せます)

 

 

半身の姿勢

 

合気道は武道です。現実的ではないとはいえ、人と戦うことを想定している以上

「半身の構え」というのは避けては通れません。

 

半身とはその名の通り相手に体の半分だけが見えており、半分が見えなくなる状態をいいます。

合気道では短剣や棒など、拳以外のモノもあなたを狙ってきます。

そんな中で体がすべて見えてしまっては不利ですよね。

ですので、体を半分隠して被害を受ける面積を下げているんですね。

 

本当はもう少し深い理由があるんですが

そちらはもう少しあとでお話ししましょう(*´з`)

 

そんな半身ですが、こちらは流派によっても様々で、私は合気道で最大の流派に属して段位をとっていますが、考え方は多くの流派の中から勉強しているので、一概にどの構えがよいのか、ということは言えません。

ですが私が初心者の頃は「一重の構え」と「二重の構え」というものを練習しました。

多くの人がしている半身はこの「二重の構え」の方なので、今回はそちらの方を説明しますね!

まずはまっすぐ仁王立ちをしましょう。

そのあと上半身だけ右を向いて、向いた方向に右足を傾けましょう。

最後に左足を少し後ろにずらして完成です。

こうすると自分の右側しか見えていないので、これを「右半身」と呼びます。

逆は「左半身」です。

 

この安定する位置を探すのがなかなか難しいので、初めは苦労しますが

コツは、前足をいかに外側に開けられるか後ろ足の親指にかる~く体重を乗せられるかです。

 

普段は二重の構えを用います。

一重の構えについてはまた今度記事にしますね。

 

初心者の方は、半身をしたときにすぐにバランスがとれるように練習しましょう!

 

基本的な技の種類

私たちが相手の動きを制限したり、相手を拘束する際の手の持ち方や拘束の仕方はいくつかしかありません。

その中でも今回は有名な持ち方と初心者の方が初めに習う持ち方について説明します。

また、持つ手と前に出す足はリンクしています。

基本的に、出している手が右の時は右足を前に、左手を出しているときは左足を前に出します。

これの理由は、綱引きと同じ原理ですが、合気道は抵抗すると抵抗するだけ自分に重さが返ってくるのですが、その際に踏ん張りたい側の足がでていないと強く踏ん張れないので、そのままだとすぐに畳を舐めさせられてしまいます。

そこで、もし左手に技をかけられたら、すぐに左足で踏ん張って抵抗できるよう、あらかじめ踏ん張りたい側(出している手の側)の足を前にだしておくことが基本とされています。

 

では、以下に初心者の方が初めに覚えるべき基本的な持ち方を三つほど載せておきます

(実際は3つどころではなく、持ち方はかなりの数あります)

 

あ、ちなみに、合気道では普通

持たれた側(襲われた側)が技をかける =取り

持つ側(襲った側)が技をかけられる  =受け

となっています。

(返し技という特殊な場合を除きます)

 

片手持ち(順手持ち)

相手の右腕を、左手でつかみます。(もちろん逆もあります)

相手と鏡合わせのようになるのが特徴です。

互いに身体の半分が拘束されていますが、逆に言えば半分が使い放題のため、お互いに相手のパンチや蹴りに常に警戒した技をかける必要があります。

顔、お腹がもろに空いているため非常に攻め手が豊富な持ち手です。

 

交差持ち

相手の右腕を、右手でつかみます。

目の前で相手と腕が交差しており、掴んでいる側が相手を引っ張るとそのまま背後をとれる状態です。

非常に危険な態勢ですが、実はいくつも仕掛ける穴があります。

相手の背後を取りやすいという性質上、相手の背後を取る「入り身」という技の派生が数多く存在するのが特徴です。

 

両手持ち

 相手の両手を、両手でつかみます。

互いに両方の腕が拘束されており、一見、持っている側(攻め手)が有利に見えます。

が、取り側は相手の腕を持っていない(手のひらが自由)からこその強みを出せる、少し特殊な技の多い持ち手です。

 

終わりに

以上、今回は合気道始めたての方が初めに覚えるべき構えや持ち方を説明しました!

初めは覚えることも多く、難しいと感じるかもしれませんが。

ちょっとずつ記事を読んでいって、今日はこれを覚えよう!

と思って見てもらえれば幸いです!

 

本日もありがとうございます。

では、また明日。