Aikido’s diary

合気道を広めよう

片手持ち四方投げ

片手持ちの四方投げについて

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今日もありがとうございます。じんです。

東京の方でデザインコンペに参加していて、3日ほどブログを更新できていませんでした。

申し訳ありません;;

無事、賞と賞金の両方をとってきましたので今日からまた続行です!

 

それではどうぞ。

 

今日は合気道を少し知っている人(3級以上初段以下くらいの方)に向けて

皆さんが知っている技を、もう少し深く説明していこうと思います。

 

今回は「片手取りの四方投げ」編です!

片手取り

以前にも紹介しましたが、片手取りとは、自分の右腕を相手の左手でつかまれた時

(左腕を右手でつかまれても同じです)のことを言います。

きっと三級以上の方なら馴染みのある持ち手だと思います!

実際にしてみると相手と鏡合わせの体勢になっており、互いに相手のお腹や顔にいくらでもパンチ(当て身)を出せる状態ですよね、ですので技をかける際は相手のパンチをもらわないように気を付ける必要があります。

 

ここまでは稽古の中で気を付けている方も多いと思います。

3級ともなりますと、だいぶ動きにも慣れてきたのではないのでしょうか?

 

今日は、そんな慣れてきた動きに一つスパイスを加えたいと思います。

今まで意識してきたこと+「もう一つ大事なこと」についても考え

より実戦的な(効果的な)技を稽古できるようにしましょう。

では何を考えて稽古をするのか、と言いますと・・・

 

「もし腕をつかんだら人はどうするか。」

 

ということです。

「そんなもん分かっとるわ」という方はそっとこのページを閉じましょう。

 

腕をつかんだ後、人は基本的には引っ張ったり、押したりしますよね。

 

ただ掴んでニヤニヤしてる人は逆に危ないですので、すぐに手を返して逃げましょう。

 

 

とまあ冗談はさておき、人は腕を掴むとやはりそのあとは引っ張ってこようとします。

今回は相手が押してきたときと引っ張ってきたとき、どちらでも利用できる四方投げについて話そうと思います。

 

やり方はまた動画で説明するので、今回は理屈を抑えてみてください。

 

四方投げ

四方投げとは、一度相手の腕の外側に回って、その後相手の内側に入りなおすことで

相手の腕を相手の体の後ろに持ってくる方法です。(裏は少し違いますが)

三級以上の方はきっと覚えていると思うので、動き方については割愛します。

 

今回は片手持ちの四方投げについて話そうと思いますが

とりあえずその前に、片手持ちの稽古全般において気を付けることについてすこし話しておこうと思います。 

 

稽古を行う上で注意してほしいのは以下の2点です。

 

片手取りの技を行う際は、必ず相手の空いた方の手からパンチをもらわないこと。

飛ばす際は相手のことを考えて飛ばすように心がけること。

この2点を次の稽古からでいいので意識してみましょう!

 

1点目は当然ですが、2点目の相手を気遣う心も忘れてはいけません。

 ひじも手首も、壊そうと思えばすぐに壊せる場所の一部です。

相手はそういった恐れがありながらも、稽古なのであなたに襲いかかってきます。

そんな相手をこれ見よがしにいたぶるのは合気道家のすることではありません。

 

相手がいるから稽古ができているのですから、きちんと感謝して、相手が怪我をしないような場所に投げるだとか、投げる前に一瞬間をおいて、相手が受ける準備が整うのを待ってから投げる。などの気配りをしましょう。

 

 

ちなみに実戦では関係ありません。

相手はあなたを殺す気で襲い掛かってきますので

思いっきり腕を本来なら曲がるはずのない方向に曲げてやりましょう。

優しく対応しましょう

 

片手取りの四方投げ

では、本題です。

夜に人通りの少ない道を歩いていると、突然怪しい男が前から現れました。

少し怖くなって、あなたが逃げようとすると、突然腕をつかまれました。

(前から腕を取られると片手持ち・後ろから持たれると交差持ちになりやすいです)

 

こんな状況を考えてみましょう。

 

さあ、出番です。片手投げの四方投げをくらわせてやりましょう。

 

まずは逃げるそぶりを見せて、掴まれた腕を引っ張りましょう。

きっと相手は抵抗して力いっぱい引っ張り返してきます。

(抵抗して引っ張り返してこなければそのまま逃げましょう)

さあ、相手が力を加えようとするこの瞬間です。勝負です。

相手の腕が伸びた状態を維持して手を下から上に弧を描きながら持っていきます。

(腕が伸びていると力がかけられませんからね)

そのままくるんとすれば、あらなんと四方投げの裏ですね!

 

「そんなにうまくいくか?」「馬鹿じゃねえの?」

こう思う方も多いと思います。

実際には、単に引っ張る力でも、方向がいくつかあるので、すべてが四方投げの裏につながるわけではありません。

ですが、3級の方が練習するには、まずは「なぜ四方投げの裏は相手の後ろに回るのか」という理屈(状況)を知ることが大切です。

そうでなければ、これからもただ型を練習するだけの稽古になってしまうからです。

ですので今回は簡単ではありますが、片手持ちの四方投げのできる状況を例として考えてみました。

 

スムーズにできるまでの道のりは長いですが、諦めてはいけません。

このブログを見ながら、毎日一緒に頑張っていきましょう。

 

次は押された場合ですね、押される場合なのですが、基本的に相手がどちらに押してくるかはわかりません。

(稽古の場合は分かるかもしれませんが、実戦的な面で見ると相手がどちらに押してくるのかは予想はできません)

もし、右半身(右手をつかまれている状態)で相手がこちらの左手側に押してきた場合

(もしくは左半身で右手側に押された場合)はそのまま体をそちらに流しましょう。

ここでも流す前に少しポイントがありますが、とりあえずは軽く流してみてください。

するとどうでしょう、相手の背後がすごく簡単に取れますよね。

稽古ですと、このまま四方投げの表をしましょう。

 

実戦で考えるならばここは入り身が一番良いですかね。

やはり相手の首を刈ることができるので、実戦ですと入り身が一番強いと私は感じています(笑)

(この前後輩にかけて失神しかけたのは内緒です)

 

まとめ

どうでしたでしょうか。

相手のことを考えて稽古をすること。

相手に掴まれておされたときは、力を受け流すような動きをとること。

逆に引っ張られたときは思いっきり攻めること。

 

これらを意識できれば、楽しい稽古がより楽しいものになるのではないでしょうか!

ぜひ試してみてください! 

 

 

 少し時間が空きましたが、できるだけ毎日投稿していきますので

これからもよろしくお願いします!

 

それではまた明日!