あなたを変えるデザインとは何か
あなたを変えるデザインとは何か
こんにちは。じんです。
今日も読んでくださりありがとうございます。
今日は「あなたを変える”デザイン”」についてお話しようと思います。
「どんなおしゃれをすればいいかってこと?」と捉えられる方もいらっしゃるかと思うので、まずは「デザイン」についてお話ししようとおもいます。それではどうぞ
デザインについて
では、「デザイン」とはなんでしょうか?
英語にすると"Design"なのですが、これ、実は全然意味が違うんですね(笑)
私たちデザイナーが扱うのは"Design"の方で
日本でいう「デザイン」はどちらかと言うと形や外見に捉われた"Style"に近いです
つまりどういうことかと言うと、外見をかっこよく変えることを「デザイン」と呼ぶわけではないということです
ではデザインとは何でしょうか。その答えはずばり
「問題を発見し、解決する手段を考えること」
だと思ってください。
最近会った嫌なこと、今抱えている不安や不満、小さな問題から、未来を変える問題まで、どんなことでも解決する方法を見つけだす考え方を「デザイン」と呼んでいるということです。
つまりデザインっていうのは一種の考え方のことなんですよね。
じゃあ実際に例を出しながら見ていきましょう!
デザイン思考
「デザイン」について考えるにあたり、まずは「デザイン思考」というものを知らないといけません。
デザイン思考とは
「デザイン思考」とは、デザインしたサービスやプロダクトの先にあるユーザーを理解し、仮説を立て、初期の段階では明らかにならなかった第二の戦略や代替する解決策を特定するために問題を再定義する、一連の問題解決の考え方のこと
とWikipediaにはありました。
まあこれでは分かりづらいので、もう少し簡単に。
「デザイン思考」とは、世の中にある「ありとあらゆる問題」の本質を見抜いて、その問題を違う視点から解決していけないか。と考える方法。
ってことですね。
要は、一見解決できなさそうな問題でも、意外と別の視点から見れば解決できるんじゃね?って考えることです。
例えば
ボールペンを考えてみてください。
どうして一回一回出すたびにカチカチする必要があるんでしょう?
答えは簡単ですね。
「ペンの先が乾かないように」ですね。
そうなんです。
ボールペンは先が乾いてしまうとインクが出なくなってしまいますもんね。
でも実はもう一つボールペンにはペンの先が乾かないような工夫がされてるんです。
何かわかりますか?
答えは
「カチカチする部分では絶対にたてられない」と言うことです。
ボールペンって絶対横に倒して置きますよね?
もしくは、ビジネスマンなら胸のポケットに刺す方もいらっしゃるでしょうか。
でもどうやってもペン先が上に向かないようになってますよね?
これが「デザイン」ということです。
ボールペンの問題は「インクが乾くと使えなくなってしまうこと」
その解決策は「乾きにくいインクを使う」のではなく
「使う人が絶対に逆向きに使わないような形にする」ということなんですね。
鉛筆の先、ではない方を考えてみてください。
六角形の平面がありますよね。
あれって昔、よく立てたりしませんでした?
それでボーリングみたいに消しゴムで飛ばしましたよね。
鉛筆は立てても書けなくなることはないですが、ボールペンを同じように立てられちゃうとインクが乾いて書けなくなっちゃいます。
だからボールペンのカチカチする部分は、少しとがらせたり丸めたりして、絶対にあの面を下にしておけないようにしてあるんですね。
じゃあ、どうして全部丸めないんでしょう?
とがってると押すときちょっと痛いかもしれないですよね。
これは「値段」が関係しています。作るのもタダではないので、あのようにしてなるべく素材を使わないようにとがらせたり、高いボールペンであれば素材を使って丸みを出すことができるということです。
これはすこし「形」に関するデザインになってしまいましたが、少しイメージは持っていただけたでしょうか?
次は実際にこういった「デザイン思考のやり方」について触れていきたいと思います。
実際にデザインを考える
というわけで、「デザイン思考のやり方」を早速教えちゃいます。
もうほんとにやり方はいっっっっぱいあるんですが、今回は汎用性の高い一つの方法を使います。
①まず、何か問題を見つけてください。
なんでもいいです。不満のある製品やシステム、ルール、ほんとになんでもいいです。
まあこれは実は意外と難しいですが(笑)
まあ何か問題があったとしましょう
②次に、その製品について思いついたことをひたすら書きます
なんでもいいです。
その製品を使うメリット・デメリット
その製品の大きさ、その製品で上司と仲良くなれた
とか、ほんとになんでもいいです。
その製品にはどういう役割があるのか考えましょう
これはいろんな視点が欲しいので複数人でやることをおすすめします。
詳しくはKJ法といいます
③その製品に関してもっともっと書きます
初心者が思っている以上に上級者は書きます。②では絶対に足りないのでもっと書きましょう。
次はマインドマップを使いましょう。
これは以前にも述べましたが
紙やホワイトボードの中央に単語を書いて、そこから派生する単語をどんどん書いていくという方法です。
どんどん書きましょう。
④みんなで見る
書いた内容をみんなで見ましょう。
⑤発想法を使う
いっぱいあるので書ききりませんが
おすすめは6.3.5法ですね。6.3.5法でたくさんアイデアを考えましょう。
⑥アイデアを絞る
6.3.5法を使うと108個ぐらいアイデアが出ると思います。
まあ少ないですがとりあえずはそれでよしとしましょう。
その中から10案ほどに絞りましょう。
一人3票もって、いいと思うアイデアに票を入れましょう。
ここで注意なのですが、票のいれられていないアイデアは決してボツ案ではないです
いいアイデアがあればあとで掛け合わせましょう。
いまはとりあえず方針として3~10案に絞るだけです!
絞り方にはいくつかありますが有名な二通りを下にどうぞ
Ⅰ:現実的なものに投票する人、近未来的なものに投票する人、など役割をきめて投票
Ⅱ:好きなものに投票
⑦それぞれのアイデアについて考える
その製品を使って、3コマ漫画を一人3つほど描いてください
今までの製品による問題シーン→そのアイデアを利用するシーン→解決されるシーン
これをストーリーボードって言います。
⑧絞る
ストーリーボードの中から「こういうシーンよくあるよね!」とか
これいいね!!ってやつに投票
共感できる問題ほど、世界中のみんなが思ってるってこと。
ここで1~3案に絞る
これ以降はボツ案です。あとはもうこの3案だけ考えます。
悲しいです。
⑨いろんなメタファを考える
メタファってのは、たとえ話です。
たとえば水族館ではこうだよね・・・それと似たような感じでここも・・・
みたいなのをたくさん考えるってこと!
以上です。あとは期日までに形にしましょう!
こういうのを何回もしていくうちに問題の発見・解決をどんどんできるようになっていきます!
頑張ってください!
それではまた明日!