「突き」とは
「突き」とは何かを考える
いつもありがとうございます。じんです。
今日は合気道における「突き」と呼ばれる攻撃(受け)について話そうと思います。
片手持ちなどのいわゆる「徒手」と呼ばれる攻撃とともに、合気道では「離れ」と呼ばれる攻撃が存在し、その「離れ」の攻撃の一つに「突き」と呼ばれるものがあります。
では「突き」ってなんでしょうか?
受け(攻撃する側)はどういうことを意識すればいいのでしょうか?
という話を今回はしていこうと思います。
「突き」とは
まずはじめに、月とはなんなのか?という話をしますと
これは夏目漱石が昔、I love youを日本人の言葉として訳したときの...
すみません冗談です。
知っている方も多いかとは思いますが、突きというのは相手を正面から殴る(突く)ことです。
基本的にはお腹と顔を殴られる(刺される)時の稽古をすることが多いです。
昔は殴られることよりも、突然刺されることが多かったので、短刀で刺されることを想定したものが多かったのですが、今は時代の変化もあり殴られることを想定して技をすることが多いですね。
ですので突きの稽古をする際は基本的に手を握り、殴りに行くか、短刀を持っているという気持ちでやるのが良いと思います。
ちなみに初段以上になると「短刀で突く気持ち」ではなく、本当に短刀を持って突くようになるのでこちらに慣れておく方が初めはいいかもしれません。
このとき「自分なら」人を本気で殴る際に拳が下を向いているのか上を向いているのか、人を短刀で突く際、初めから構えて刺すのか、突然ぐさっとするのか、というのを考えて稽古するのがいいですよ!
常に稽古は自分の目線で!
(自分勝手ではありませんよ)
受けが意識するべきこと
では受けは何を意識して相手を突けばいいのでしょう?
先ほども言いましたが、まずは短刀で突くのか、殴るのかというのを考えましょう
そしてその稽古のうちはそれに徹するようにしてください
毎回突くたびにやり方が変わってしまっては慣れてない相手は困ってしまいますからね
私の経験上、短刀を持っているという気持ちで突く稽古の方が圧倒的に多い気がします
さあでは突く際に何を意識しましょう?
と言いますのもこれは簡単で、自分が本当に人を刺し殺したい時にどうするのかを考えるのがいいです
(まあ合気道家としてそのような場面はないとは思いますが、稽古はそのくらい本気でいかなければ意味がありません)
これは人によりけりなので一概に「これが正しい突き方だ」と言うのは難しいですが
私が気を付けていることは以下のようなことです。
・できるだけギリギリまで刺さない
カバンからそっと出すような気持ちで刺しましょう!
・手をさばかれたら
すぐに追い刺しをする
・背後をとられたら
すぐに相手を体で見る
(顔だけで振り向いてはいけません何されるかわかりませんよ)
・技をかけられそうになったら
短刀は絶対に離さず、もう一方の手で相手の体をつかむ(抵抗する)ことを考える
人を刺すときは相手の自由は奪っておきたいのでね♡
さばき方
では、突きはどのように捌けばいいのでしょう?
たくさんの方法がありますが
簡単な方法としてはまずは相手の手を上から叩くように抑えましょう
「え、刺しに来てるんだから掴んで止めなきゃいけないでしょ?!」
と思う方もいらっしゃるとは思います。
では家の包丁で試してみましょう!
友達に「思いっきり刺して!」と言ってその包丁をつかむ練習からしましょう!
ってとっても怖いですよね。
もしできたとしても、もしミスったら・・・
と思うとさすがに僕でもぞわっとします・・
「一番安全な方法=一番簡単な方法ではない」
ということだけは頭の片隅に置いておいて稽古してくださいね!
なので、まずは「相手の手を上から叩く」ということを覚えておいてください
横に動くものは縦の動きに弱いので、実はすぐにはじけます
そのあと相手の腕や手を持つといいです!
大事なのは刃から距離をとることですよ!
(逃げるのではないですよ(*´з`))
↓↓ここから上級者向け↓↓
(ここから下に少し上級者向けのさばきを書きますので、初級者の方はすっ飛ばしてください。)
突きにおいてはまずは相手の突きに合わせて叩いて止めることが基本です
足運びですが、基本的に相手の内側に行くことは避けてください(特別な場合を除く)
相手の外側に入った際にどの技をするかはその位置で決めましょう。
はじめから小手返しをしよう!
と思っていたら、相手の勢いが強くてもしかすると入り身の位置に入ってしまうかもしれませんからね!
離れの技は基本的に相手の勢いが掴めないので、必ず相手の動きに合わせて技をすることが大切です。
どの位置に相手がいるかによってする技を決めましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
私たちが稽古でする突きは以上のような動きが基本+応用となっています。
全てを覚えて意識することはできないと思うので、まずは一つ、そしてもう一つといったようにコツコツとこの記事を読み返しては意識的な練習をしていきましょう!
剣による突きはまったくの別物なので
それに関してはまたいつか。
それではまた明日!